
- ラッコキーワードとGoogleキーワードプランナーの違いが知りたい
- 結局どっちを使えばいいの?
ブログを始めたばかりの頃は、そう感じてしまう方も多いかと思います。
いきなり結論ですが、ブログのキーワード選定や検索ボリュームの調査など、SEO目的であればラッコキーワードを使うのがオススメです。
なぜなら、GoogleキーワードプランナーはSEO用ツールではなく、あくまでもGoogle広告のような検索広告のためのツールだからです。
そこで本記事では、両ツールの5つの違いから、実際の使い分け方法まで詳しく解説します。
【結論から解説】ラッコキーワードとGoogleキーワードプランナー 5つの違いを徹底比較!
この章では、まず結論として2つのツールの「本質的な違い」から解説します。
この章の見出し
まずは、それぞれのツールがどのようなものか、基本から見ていきましょう。
ラッコキーワードとは?無料でも使える調査ツール

ラッコキーワードは、多くのブロガーやWeb担当者に利用されている、人気のキーワード調査ツールです。
その魅力は、無料で利用できる機能の豊富さと、初心者にも分かりやすい直感的な操作性にあります。
ユーザー登録をするだけで、キーワード調査に必要な多くの機能が利用できるため、ブログを始めたばかりの方にとって心強い味方となるでしょう。
ラッコキーワードの主な機能
- 検索候補(サジェスト)を大量に取得 : Googleなどの検索エンジンのサジェスト(候補)を大量に取得できます。
- 関連キーワードの把握 : ユーザーが他にどのようなキーワードで検索しているかを把握するのに役立ちます。
- Q&Aサイトの質問調査 : 「Yahoo!知恵袋」などのQ&Aサイトから、ユーザーの具体的な疑問や悩みを抽出できます。
- 競合サイトの分析 : 上位表示されている記事の見出しを抽出し、コンテンツ作成の参考にすることが可能です。
読者の検索ニーズを深く理解し、記事の質を高める上で非常に役立ちます。
Googleキーワードプランナーとは?Googleの広告用ツール

Googleキーワードプランナーは、その名の通り、Google自身が提供している公式ツールです。
本来はGoogleの検索広告(リスティング広告)を出稿する広告主のために開発されたもので、特定のキーワードで広告を出した場合の費用や効果を予測することが主な目的とされています。
ブログのSEO対策で利用されるのは、その機能の一部である「月間平均検索ボリューム」の調査機能です。
GoogleキーワードプランナーのSEO向け機能
- 月間平均検索ボリュームの調査: キーワードが1ヶ月にどれくらい検索されているか、おおよその需要を把握できます。
- 関連キーワードの発見: 1つのキーワードから、関連性の高い他のキーワード候補を見つけられます。
- 広告出稿時の単価予測: SEOとは直接関係ありませんが、そのキーワードの商業的な価値を測る指標になります。
Googleの公式データに基づいているため信頼性は高いですが、広告利用が前提のツールであるため、利用にはいくつかの注意点が存在します。これについては後ほど詳しく説明します。
一目でわかる!機能・料金・使いやすさ比較表
「ラッコキーワード」と「Googleキーワードプランナー」、2つのツールの違いをより具体的に理解するために比較してみましょう。
それぞれのツールの得意なこと、不得意なことが一目で把握できるはずです。
比較項目 | ラッコキーワード | Googleキーワードプランナー |
---|---|---|
開発元 | ラッコ株式会社(日本企業) | |
主な目的 | SEO・コンテンツ制作者向けのキーワードリサーチ | Google広告の出稿主向けの広告プランニング |
使いやすさ | 非常に直感的で初心者向き | やや専門的で慣れが必要 |
料金 | 無料でも使用可能 (有料プラン推奨) | 無料でも使用可能 (Google広告アカウントと支払い情報などが必要) |
検索ボリューム | 有料プランでのみ正確な数値を取得可能 | 無料でも調査可能 (広告利用なしだと曖昧な数値) |
キーワード候補 | 非常に多い (サジェスト、関連語など多角的に取得) | 比較的少ない (広告価値の高いワードが中心の傾向) |
独自機能 | 競合の見出し抽出、共起語、Q&A取得、AIによるタイトル、見出し本文作成など非常に豊富 | 広告のクリック単価予測など広告関連機能 |
このように、2つのツールは似ているようで、その目的と機能には大きな違いがあることがわかります。
違い①:開発元とツールの主な目的
まず「誰が、何のために作ったツールなのか」が最初の違いとして挙げられます。
ラッコキーワードは、日本の「ラッコ株式会社」が、ブロガーやアフィリエイター、Webメディアの担当者といったコンテンツ制作者をメインターゲットに開発したツールです。
そのため、ユーザーがどのようなキーワードに関心を持っているか(検索意図)を深く分析するための機能が充実しています。
ラッコキーワード
記事を書く人(コンテンツ制作者)の「知りたい」に応えるツール
一方、Googleキーワードプランナーは、Googleが広告主向けに提供しているツールです。
主な目的は、広告を出稿する際のキーワード選定や、費用対効果のシミュレーションにあります。
SEO目的での利用は、あくまでその機能の一部を利用している形になります。
Googleキーワードプランナー
広告を出す人(広告主)の「収益性」に応えるツール
違い②:利用できる機能の豊富さ
コンテンツ作成に直結する機能の豊富さでは、ラッコキーワードに強みがあると言えるでしょう。
ラッコキーワードは、キーワードのアイデアを広げるだけでなく、そのキーワードで上位表示するために必要な情報を多角的に分析できます。
まさに「記事作成の頼れる相棒」のような存在です。
機能 | 説明 |
---|---|
サジェストキーワード | 「〇〇 △△」のような、メインキーワードと組み合わせられるワードを網羅的に取得します。 |
関連キーワード | あるキーワードを検索したユーザーが、その次に検索する可能性が高いキーワードや、関連性の高いキーワードを取得します。 |
見出し抽出 | 競合上位20サイトがどのような構成で記事を書いているか、その骨格となる見出し構成を取得できます。 |
共起語 | あるキーワードと一緒に使われることの多い単語を分析し、記事の網羅性を高めるヒントを得られます。 |
AIを使った記事タイトル・見出し・本文作成 | 入力されたキーワードからSEOに強い記事構成や記事本文を作成してくれます。 |
Q&A取得 | Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトから、ユーザーのリアルな悩みを直接知ることで、読者に寄り添ったコンテンツを作成できます。 |
一方、キーワードプランナーの主なSEO向け機能は「新規キーワードの発見」と「検索ボリューム調査」との2つに絞られます。

違い③:料金プランと無料でできること
どちらのツールも基本的には無料で利用開始できますが、その範囲と条件に違いがあります。
ラッコキーワードは、無料のユーザー登録をするだけで、多くの機能を回数制限付きで利用できます。
ラッコキーワードの無料プランでできること(一部を抜粋)
- サジェストキーワード:1日15回まで(月間検索数・SEO難易度などの出力不可)
- 関連キーワード:1日15回/日m出力上限:1,000(月間検索数・SEO難易度などの出力不可)
- AIによる記事タイトル・見出し生成:1日10回まで
- AIによる記事本文生成:1日1回まで
- 検索結果分析(見出し抽出/共起語取得/潜在的な検索KW/質問(LSI/PAA)): 合わせて1日10回まで
個人のブログ運営であれば、無料プランの範囲内でも十分に活用できるでしょう。
一方、キーワードプランナーは完全無料で利用できますが、Google広告のアカウント登録が必須です。
また、広告を実際に出稿していないアカウントの場合、検索ボリュームが「100〜1,000」のように曖昧な数値で表示されるという大きな制限があります。
Googleキーワードプランナーに広告出稿無しでできること
- 月間検索ボリューム調査(ただし検索ボリュームが曖昧な数値で表示)
- 新規キーワードの調査
違い④:検索ボリュームの精度
月間検索ボリュームの数値の「正確さ」は、多くの人が気にするポイントでしょう。
この点においては、キーワードプランナーの方がGoogleの公式ツールである分、精度が高いと言えるでしょう。
ただし、先述の通り、広告を出稿していない場合は「1万〜10万」といった幅のある表示になり、正確な数値を把握することは困難です。
Googleキーワードプランナーの検索ボリュームの数値
- 広告出稿あり:正確な数値(例:8,100)
- 広告出稿なし:曖昧な数値(例:1,000〜1万)
ラッコキーワードの検索ボリュームの数値
- 無料プラン:取得できない
- 有料プラン:正確な数値(例:8,100)
ラッコキーワードの有料プランに登録すると、キーワードプランナーの正確な検索ボリュームを取得できるようになります。
つまり、「正確な検索回数」を知るには以下のどちらかが必要、ということになります。
正確な検索ボリュームを知る方法
- キーワードプランナーで実際に広告を出す
- ラッコキーワードの有料プランを契約する
違い⑤:キーワード候補の量と質
キーワードのアイデアを広げる、という点ではキーワードプランナーよりラッコキーワードのほうが多くの選択肢を提供します。
ラッコキーワードは、Googleだけでなく、Bing、YouTube、Amazon、楽天など、様々なプラットフォームのサジェストキーワードを一括で取得できます。
一方、キーワードプランナーが見つけるのは、Googleが「関連性が高い」と判断したキーワードが中心です。そのため、数は少ないものの、ある程度需要が保証されたキーワードが見つかりやすいという側面もあります。
ラッコキーワード | Googleキーワードプランナー | |
---|---|---|
量 | 圧倒的に多い。 あらゆる角度からキーワードを洗い出せる。 | 比較的少ない。 関連性の高いキーワードに絞られる傾向。 |
質 | アイデアのヒントが豊富 (中にはあまり検索されない言葉も) | 広告価値の高い、つまり商業的なニーズが見込めるキーワードが中心。 |

アイデア出しの「量」を求めるならラッコキーワード、需要の「質」を重視するならキーワードプランナー、という使い分けもできるかもしれません。
GoogleキーワードプランナーをSEO目的で使わないほうがいい理由

結論から言うと、ブログ執筆やSEOのためにGoogleキーワードプランナーを使うことは、あまりおすすめできません。
- 「無料で使える」
- 「詳しいデータが見られる」
という情報を見かけることもあるかもしれません。これは古い情報で、今の状況には当てはまりません。
それどころか、無料だと思って使ってみたら、思わぬ請求が発生したり、知らないうちに誰かに迷惑をかけてしまったりするリスクもあるんです。
これまで見てきたようにGoogleキーワードプランナーは、そもそも「Google広告」という、お金を払って検索結果に広告を出すサービスをより良くするためのツールです。SEOのためのキーワード探しなど、本来の目的以外で使うことは推奨されていません。
もしSEO目的でキーワードを探したいなら、ラッコキーワードのような専門ツールを使ったほうが絶対にいいです!
ここでは、キーワードプランナーをSEO目的で使うのがなぜおすすめできないのか、具体的な理由を説明します。
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使わないほうがいい理由1: キーワードプランナーを使うには「請求される」準備が必要
キーワードプランナーを使うには、まずGoogle広告のアカウントを作る必要があります。
現在、新規にアカウントを作るには、次の2つが絶対に必要です。
- 実際にネットに出る可能性のある広告を作ること
- 広告費を払うためのクレジットカードを登録すること
つまり、キーワードプランナーを使い始めるためには、「いつでも広告が出せて、お金がかかる状態」にしないといけないんです。

以前はクレジットカードを登録しなくてもキーワードプランナーを使えました...
もし、キーワードプランナーを使い終わった後に広告を止める操作(広告を削除するなど)を忘れてしまうと、意図せず広告が出てしまい、広告費が発生してしまう危険があります。
実際に、Googleの相談掲示板では「知らないうちにお金を請求された!」という声があるようです。これは、キーワードプランナーを使いたくて広告を作ったのに、それを消し忘れたのが原因であることがほとんどです。

狙うキーワードの月間検索数を調べるためだけにクレジットカードカード情報を登録するのも抵抗ありますね
使わないほうがいい理由2: 自分のWebサイトがないと使えない
キーワードプランナーを使うには、Google広告のアカウントを作る必要がありますが、このアカウントを作るには「自分のブログやWebサイトがないとできません。
だから、まだ自分のブログやサイトを持っていないと、そもそもキーワードプランナーは使えません。
使わないほうがいい理由3: 最初は「おおまかな数字」しか見られない
キーワードプランナーを使い始めたばかりのアカウントでは、知りたいキーワードの検索回数が「10~1000」のように、すごくおおまかな数字しか表示されません。
インターネット上には、「無料版だとおおまかだけど、お金を払うと詳しい数字が見られる」という情報もありますが、これは間違った情報です。そもそも、キーワードプランナーには「有料版」も「無料版」もありません。
また、「Google広告を少しだけ出せば、詳しい数字が見られるようになる」という情報もよく見ますが、これも事実ではありません。実際に広告を出してみても詳しい数字が出ない、という相談がGoogleの掲示板にはたくさんあります。
たしかに、ずっとGoogle広告をたくさん出し続けているアカウントでは、キーワードプランナーで詳しい数字が見られるようになります。しかし、そのためには数日や数百円といったレベルではない、かなり高額な費用がかかります。
もし詳しいデータが見たいだけなら、そのお金を払うよりも、最初からラッコキーワードのような有料の専用ツールを使った方がずっと安上がりでしょう。
使わないほうがいい理由4: キーワードプランナーのデータは「SEOのため」ではない
キーワードプランナーで見られるデータは、あくまで「Google広告を出す人が、どんなキーワードに広告を出すか」を考えるためのものです。
例えば、こんな違いがあります。
- 「競合性」について: これは、「このキーワードで検索結果の上位に出るのがどれくらい難しいか(SEOの難易度)」という意味ではありません。広告を出すときに、どれくらいライバル(広告主)が多いか、という「広告の競争の激しさ」を示しています。
このように、キーワードプランナーのデータはSEOの役に立つように作られていないため、SEOのためのキーワード探しには使えません。間違った情報を受け取ってしまうおそれもあります。
これらの理由から、ブログでSEO対策をするなど、本来の目的(広告の改善)以外でキーワードプランナーを使うのはおすすめできません。
もしあなたがブログのキーワードを探したいなら、SEO対策に特化した、専門のツールを使うことを検討しましょう。
まずは無料でOK!ラッコキーワードの基本的な使い方

ラッコキーワードは、ブログ初心者にとって必須と言えるツールです。
その理由は、無料でも使用できるにもかかわらず、キーワード選定から記事作成のヒントまで、SEOに必要な情報を得ることができるからです。
ここでは、その魅力を最大限に引き出すための基本的な使い方を、ステップバイステップで解説します。
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まずは無料登録を済ませて、その便利さを体感してみましょう。
ラッコキーワードの無料ユーザー登録をするメリット
ラッコキーワードは登録なしでも一部機能を使えますが、無料のユーザー登録をしてフリープランを使うことをおすすめします。
登録はメールアドレスだけで完了し、費用は一切かからないため、初期コストを抑えたいブログ初心者はぜひ活用したいところです。
フリープランを使うメリット
各機能の1日あたりの利用可能回数が増えます。例えば、サジェストキーワード調査は1日5回から15回に増えます。
ブログ記事の執筆の前には、サジェストキーワード機能を何度も使ってキーワード調査・選定を行います。

キーワード選定していると、あっという間に5回に達しますので...
最低でも無料のユーザー登録をして利用可能回数を15回に増やしておきましょう!
ラッコキーワードの無料ユーザー登録の方法
ラッコキーワードの無料ユーザー登録は非常に簡単で、1〜2分で完了します。
複雑な情報の入力は必要なく、気軽に始めることができます。
以下の手順で進めてみてください。
step
1公式サイトにアクセス
まずは「ラッコキーワード」の公式サイトを開きます。
step
2「無料で始める」をクリック
右上にある「無料で始める」ボタンをクリックします。

step
3メールアドレスを入力
ラッコIDの登録ページに遷移します。登録したいメールアドレスを入力し、利用規約に同意して「登録」ボタンをクリックします。

step
4認証コードを入力し、本登録する
登録したメールアドレスに認証メールが届きます。メールに記載されている認証コードをコピーします。

コピーした認証コードを、認証コード入力画面に貼り付け(入力)し、「本登録をする」をクリックします。

step
5ユーザー登録が完了
ユーザー登録が完了すると以下の画面が表示されます。ラッコIDやパスワードなどの登録情報はメールで届きますが、念のためこの画面のスクリーンショットを撮るなどして控えておいたほうがいいです。
パスワードはログインした後、管理画面から変更可能です。

step
6ラッコキーワードにログインする
「ラッコキーワードにログインする」をクリックするとログインできます。
これだけで、フリープランを使うことができます。
サジェストキーワードの基本的な調べ方と見方
サジェストキーワードの調査は、ラッコキーワードの最も基本的な機能です。
サジェストキーワードとは
Googleなど検索エンジンの検索窓に文字を入力した際に、自動で表示される検索候補のことです。
検索エンジンの独自のアルゴリズムによって生成され、検索頻度や関連性、トレンド、ユーザー自身の過去の検索履歴などが影響していると考えられます。
ユーザーがどのような言葉を組み合わせて検索しているのか、そのニーズや検索意図の広がりを把握することができます。
使い方は非常にシンプルです
step
1キーワードを入力する
トップページの検索窓に、調査したいメインキーワード(例:「マシンピラティス 効果」)を入力します。

step
2検索ボタンをクリック
検索欄の右側のリストから「サジェストキーワード(Google)」を選択し、「検索」ボタンをクリックすると、瞬時にサジェストキーワードの一覧が表示されます。

step
3結果を確認する
様々な組み合わせのキーワードが表示されます。左側のキーワードリストがサジェストキーワードで、ユーザーの疑問や関心の現れを示します。
右側の「コピー」「CSV」をクリックすると、全キーワードをコピーできたり、CSV形式で保存できたりします。

この中から、自分が書きたいテーマのヒントを見つけ出すことが、キーワード選定の第一歩になります。
記事作成に役立つ3つの機能(見出し抽出・共起語・AIによるコンテンツ作成補助)
ラッコキーワードを使うメリットは、サジェストキーワード調査だけではありません。
ブログ記事のテーマとなる検索キーワードを決めたあとに役立つ機能も充実しています。
特に以下の3つの機能は、上位表示を目指す上で必須です。
使い方 | 活用法 | |
---|---|---|
見出し抽出 | 調査したいキーワードで検索すると、検索上位20位の見出し構成(H1, H2, H3…)を一覧表示します。CSV形式での保存もできます。 | どのような内容を、どんな順番で書けばユーザーが満足し、上位表示できるのか、成功している記事から構成のヒントを学ぶことができます。 |
共起語(関連語) | キーワードを入力すると、そのテーマの記事で頻繁に使用される単語(共起語)を抽出します。 | 記事に含めるべきトピックや専門用語を把握し、情報の網羅性を高めて読者の満足度とSEO評価の向上を狙います。 |
AIによるコンテンツ作成補助 | キーワードを入力すると、検索結果の上位記事をもとに、記事タイトル案・記事見出し構成案・記事本文を作成してくれます。 | AIが作成した記事の原案を修正して記事を作成します。記事作成時間を短縮できます。 |

これらの機能を組み合わせることで、単なるキーワードの羅列ではない、ユーザーのニーズに応える質の高い記事作成が可能になります。
YouTube・TikTokに役立つ使い方(サジェストキーワード、関連ハッシュタグ調査)
ラッコキーワードはブログ記事のSEO対策に特化しているわけではありません。
YouTubeやTikTokといった動画プラットフォームのコンテンツ作成にも非常に役立ちます。
YouTubeサジェスト
視聴者がYouTubeでどのような動画を探しているかを把握し、動画の企画やタイトルのヒントを得られます。
使い方: 画面左側の「YouTube」をクリックするか、サジェストキーワード一覧画面のYouTubeアイコンをクリックすると、YouTube内でのサジェストキーワードを取得できます。

SNSの関連ハッシュタグ調査
SNSへの投稿をより多くの人に見てもらうために、どのようなハッシュタグが効果的かを分析できます。
使い方: 画面左側の「その他・旧機能」 →「関連ハッシュタグ」をクリックします。 TikTokとYouTubeで使用されているハッシュタグを抽出します。

このように、ラッコキーワード一つで、ブログだけではなく様々なメディアのユーザーニーズを分析できます。
ラッコキーワードの有料プランは契約すべき?機能と料金を解説

ラッコキーワードの無料版を使っていると、

有料プランにしたら、もっと便利になるのだろうか
という疑問が湧いてくるかもしれません。
結論から言うと、ブログを始めたばかりなら、まずは無料プランで全く問題ありません。
しかし、以下の人には有料プランが強力な武器になる可能性があります。
- 回数制限を気にせずに使いたい
- 検索ボリュームやSEO難易度をもとにキーワード選定やサイト設計をしたい
- より効率的にSEO対策を進めたい
ここでは、有料プランにアップグレードすべきか迷っている方のために、その機能と料金を詳しく解説します。
無料版と有料版の違いを比較
無料版と有料版の最も大きな違いは下記の通りです。
無料版と有料版の違い
- 各機能の最大利用回数
- 月間検索数が取得可 or 不可
- SEO難易度が取得可能 or 不可
有料プランにすることで、無料プランの様々な制限が解除され、よりスムーズで深い分析が可能になります。
以下の比較表で、その違いを確認してみましょう。
機能 | 無料プラン(フリープランの場合) | 有料プラン | |
---|---|---|---|
エントリープラン | ライトプラン | ||
月額料金 | 0円 | 660円/月(税込)〜 | 990円/月(税込)〜 |
月間検索数取得 | 利用不可 | 500回/月 | 1,000回/月 |
SEO難易度取得 | 利用不可 | 500回/月 | 1,000回/月 |
サジェストキーワード調査 | 15回/月 | 500回/月 | 1,000回/月 |
見出し抽出 | 10回/月 | 500回/月 | 1,000回/月 |
共起語取得 | 10回/月 | 500回/月 | 1,000回/月 |
競合サイト 獲得キーワード調査 | 15回/月 | 1,500回/月 | 3,000回/月 |
AIによる記事案作成 | 1回/月 | 50回/月 | 100回/月 |
特に注目すべきは、有料プランにすると「月間検索数」と「SEO難易度」が取得できる点です。
これにより、キーワードプランナーに広告費を払うことなく、キーワードの需要を詳細に把握できるようになります。
有料プランがおすすめな人・無料プランで十分な人
有料プランのメリットを理解した上で、自分にとって本当に必要かどうかを判断することが大切です。
全てのブロガーに有料プランが必要なわけではありません。
あなたの現在の状況や目標に合わせて、検討してみましょう。
有料プランがおすすめな人
- 月間検索数とSEO難易度を使ったキーワード選定をしたい人
- ブログを専業または副業の柱として、本気で収益化を目指している人
- 外注ライターに記事作成を依頼しており、キーワード選定の精度を高めたい人
- 複数のサイトを運営しており、SEO分析を効率化したい法人・個人事業主
無料プランで十分な人
- ブログを始めたばかりの初心者
- 趣味でブログを書いており、更新頻度が月に1本程度の人
- まずは無料でツールの使い方に慣れたいと考えている人
まずは無料プランを十分に活用しましょう。
そして次のようなタイミングに、無料プランから有料プランへのアップグレードを検討してみましょう。
有料プランへアップグレードするタイミング
- 回数制限に不便を感じる
- 他のツールで月間検索数取得するのが面倒くさい
- キーワードのSEO難易度を知りたい
料金プランと申し込み方法
ラッコキーワードの有料プランは、2025年8月現在、利用規模に応じて複数のプランが用意されています。
プラン名 | 料金(税込: 年払いの場合) | 特徴 |
---|---|---|
エントリー | 660円/月 | 個人向け。ブログ初心者に最適。基本的な制限解除。 |
ライト | 990円/月 | 一番おすすめ。個人向け。キーワードのフィルタ・ソート機能などが利用可能に |
スタンダード | 2,475円/月 | 小規模事業者向け |
プロ | 4,950円/月 | 法人向け |
エンタープライズ | 9,900円/月 | 法人向け |
ブログ初心者であれば、最も安価なエントリープランから始めてOKですが、一番人気はライトプランです。
私はエントリープランから始めましたが、途中でライトプランに変更しました。
私がプランを変更した理由
「検索キーワードのフィルタ(絞り込み)やソート(並べ替え)のしやすさ」が一番の理由です。
エントリープランでは、大量のキーワードをExcelやスプレッドシートに一度コピーしてから絞り込みや並べ替えをしますが、だんだん面倒臭くなってきました。
一方、ライトプランでは、キーワードの絞り込みや並べ替えがラッコキーワードの画面上で行えるため時間短縮になります。ブログを書き続け、キーワード選定をする回数が増えるほど、「ライトプランに変更して良かった!」と感じることが多いです。

申し込みは、ラッコキーワードにログイン後、管理画面から簡単に行うことができます。
申し込みが完了すれば、すぐに有料プランの機能が利用できるようになります。
step
1ラッコキーワードにログインします。
step
2画面右上にあるメニューから「契約管理」を選択します。

step
3「ご利用中のプラン」にある「アップグレードする」をクリックします。

step
4アップグレード画面で新しいプランと契約期間を選択します。

step
5クレジットカード情報やPayPalなどの支払い情報を入力し、利用規約に同意し、「アップグレード」ボタンをクリックすると決済が完了します。

【応用編】まだある!無料で使える便利なキーワードツール3選

ラッコキーワードとキーワードプランナー 以外にも、世の中には他にも便利なキーワード調査ツールがたくさん存在します。
それぞれのツールに独自の強みや特徴があるため、目的に応じて使い分けることで、ライバルに一歩差をつけることができるかもしれません。
ここでは、2025年現在の最新情報として、無料で使えるツールを3つご紹介します。
Ubersuggest
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、世界的に有名なマーケターであるニール・パテル氏が提供する、オールインワンのSEOツールです。
キーワード調査だけでなく、サイト診断や被リンク分析など、幅広い機能を無料で利用できるのが大きな魅力です。
主な特徴
- キーワードリサーチ: 選択したキーワードの検索ボリューム、CPC、SEO難易度などを調べられる
- 関連キーワードのサジェスト: 関連するキーワード候補や一部サジェストワードの表示(候補数は有料版より少ない)
- 競合サイトのトップキーワード取得: 競合サイトが上位表示されているキーワードの一部を確認できる
無料版では1日の検索回数に制限がありますが、UIが直感的で分かりやすく、初心者でも扱いやすいツールです。
他にはGoogle Chromeの拡張機能を使う方法もあります。
拡張機能をインストール・有効化した状態でGoogle検索すると、検索ボリュームの調査や検索結果に表示されるサイトの強さ(DA: ドメインオーソリティー)が表示されます。
検索キーワードの需要と競合サイトの強さを手軽に調査でき、初心者の方にはおすすめです。

GetKeyword
GetKeyword(ゲットキーワード)は、ラッコキーワードと同様にサジェストキーワードや検索ボリューム、再検索ワードなどを簡単に調べられる無料ツールです。
再検索ワードとは、ユーザーがあるキーワードで検索した後に、さらに検索し直したキーワードのことで、ユーザーのより深いニーズや疑問を反映していると考えられています。
下記に主な機能の一覧を挙げました。無料ツールとは思えないほど多くの機能があります。
主な特徴
- サジェストキーワードと検索ボリューム、検索数の増減、広告単価、競合性
- 再検索キーワードと出現数
- 再検索マップ(再検索キーワードをツリー上に分類表示)
- Q&Aサイトの質問文
- 同時ヒットワード
- AIによる記事構成案の作成
- その検索キーワードを使うと予想されるペルソナ
- AIによる記事チェック(検索意図を満たしているか)
特筆すべき点は、サジェストキーワードや再検索キーワードの中で「よく出るワード(頻出ワード)」をまとめる機能です。これにより検索ユーザーの潜在ニーズや顕在ニーズを把握するのが非常に簡単になります。
これだけでもGetKeywordを使う価値はあると思います。
aramakijake.jp
aramakijake.jp(アラマキジャケ)は、特定のキーワードの月間検索数(検索ボリューム)と、そのキーワードで上位表示された場合のアクセス数予測を、シンプルに調査できる無料ツールです。
アカウント登録などが一切不要で、サイトにアクセスしてキーワードを入力するだけという手軽さが魅力です。
主な特徴
- シンプルな操作性: 余計な機能がなく、検索ボリューム調査に特化しています。
- アクセス数予測: 「このキーワードで1位を取れたら、月間何アクセスくらい見込めるか」という目安が分かります。

キーワードプランナーの代わりとして、手軽に検索ボリュームの目安を知りたい時に便利なツールですよ
よくある質問
ここまで、ラッコキーワードとキーワードプランナーの違いや使い方について詳しく解説してきましたが、まだいくつか細かい疑問が残っているかもしれません。
この章では、ブログ初心者の方から特によくいただく質問とその回答をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
結局、初心者はどちらから始めるべきですか?
あなたがブログを始めたばかりの初心者で、どちらか一つだけを選ぶとしたら、絶対に「ラッコキーワード」から始めることをおすすめします。
その理由は、 ブログ初心者でも使いやすくと機能が分かりやすいからです。
ラッコキーワードをおすすめする理由
- 直感的な操作性: 専門知識がなくても、見たまま直感的に操作できます。
- 記事作成に直結: サジェスト、見出し抽出、共起語など、記事を書く上で直接役立つ機能が揃っています。
- 無料でも十分使える: 無料のユーザー登録だけで、キーワード選定から競合分析まで、一通りの作業を体験できます。
これまで述べてきたように、GoogleキーワードプランナーはSEO目的には向いていません。
まずはGoogleキーワードプランナーは使わずに、ラッコキーワードの無料プランから始め、必要であれば有料プランにアップグレードするのが最も効率的なステップです。
「ラッコツールズ」と「ラッコキーワード」の違いは?
「ラッコツールズ」と「ラッコキーワード」は、どちらも同じラッコ株式会社が運営しているサービスですが、その立ち位置が少し異なります。
役割 | 機能の例 | |
---|---|---|
ラッコキーワード | ブログ記事の「キーワード」を深く調べるための専門ツール | ・サジェストや関連語の抽出 ・競合・獲得キーワード調査 ・AI見出し提案 など多数 |
ラッコツールズ | 130種類以上の汎用Webツールをまとめた無料ツール集 | ・見出し抽出 ・文字数カウント ・META取得 ・OGPプレビュー ・画像圧縮/変換 ・単位換算 ・IP確認 ・パスワード生成 など多数 |
スマートフォンでも使えますか?
はい、ラッコキーワードもGoogleキーワードプランナーも、どちらもスマートフォンから利用できます。
専用のアプリはありませんが、スマートフォンのWebブラウザからアクセスして操作できます。
ただし、PCでの利用と比較すると、操作性にはいくつかの注意点があります。
結論として、基本的な調査はスマホでも可能ですが、本格的なキーワード選定や競合分析といった作業は、画面が大きく操作しやすいPCで行うことをおすすめします。
まとめ
この記事では、ラッコキーワードとGoogleキーワードプランナーの違いについてご紹介しました。
要点をまとめると以下の通り。
- ラッコキーワードはSEO向け、キーワード候補や記事作成支援が豊富
- キーワードプランナーは広告用であり、SEOには不向き
- 初心者はラッコキーワードの無料プランから始めるのがおすすめ
キーワード選定では「目的に合ったツール選び」が成功のカギとなります。
あなたのブログ運営でも、まずはラッコキーワードを使いこなして記事執筆をスムーズに進めてみてください。